中教審、教育3法案で10日に答申へ 今国会へ提出 異例の「突貫審議」

2007/02/28 北海道新聞
 安倍晋三首相が今国会提出を指示した教育関連三法案を検討している中央教育審議会(中教審)は二十八日、東京都内で会議を開いたが、委員の出席が過半数に満たず、改正骨子案を了承できなかった。諮問から答申までわずか一カ月という異例の日程のほころびが露呈した。文部科学相への答申は十日へと一週間ずれ込む見通し。国会への法案提出期限は十三日で、審議は、ぎりぎりの綱渡りを強いられている。

 中教審は通例、諮問から答申までに「数カ月から一年かかる」(文科省幹部)とされる。今回、教員免許法改正骨子案に盛られた教員免許更新制は、二年近くの議論を経て答申していた。

 「突貫審議」となったのは、教育再生会議の一次報告を法案に反映させるため。委員の日程調整が難しく、土日や夜間に長時間、会議を開く事態になった。

 中教審元会長の清水司・東京家政大理事長も、この日のヒアリング出席後に「少し慌て過ぎている。もうちょっと議論を深める必要がある」と苦言を呈した。

 現在、教育関連三法のうち、学校教育法と教員免許法の改正骨子案は大筋で合意。教育委員会改革にかかわる地方教育行政法は対立が続く。

 当の中教審委員からも、地方分権に逆行する地方教育行政法改正は、もっと時間をかけて審議するべきだという意見が出る。議事を進める梶田叡一分科会長(兵庫教育大学長)は「大臣が要請している以上、三法を同時に答申する。すべての委員が納得するのは難しく、両論併記もありえる」と胸の内を明かした。
posted by マリンちゃん at 09:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文部科学省
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