ゆとり教育は学力低下の源?(2)

先に紹介した教育課程審議会の三浦朱門審議会長の話をもう一度紹介します。心して読んでほしいのです。

「学力低下は予測しうる不安というか、覚悟しながら教課審をやっとりました。できんものはできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺をあげることにばかり注いできた労力を、できるものを限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。それが“ゆとり教育”の本当の目的。」

ゆとり教育は、言い換えれば「エリート教育」。

「勉強ができないものはできないで結構」、この発想から具体的には学習内容の削減が行われました。公立中学校を例にとれば、「新学習指導要領」に基づき、

週休5日で、週あたり全教科の時間数が25時間になりました。 25時間のうち、主要5教科の時間は、

中1年=17時間
中2年=18時間
中3年=18時間

となっています。主要5教科の1教科週当たりの勉強時間は、平均で3.6時間ほどにまでなっていったわけです。

これに対して、私立中学などでは、隔週で土曜日に授業をやったり、平日の授業を7時間目までやるなどして、公立の授業時間に対して、約1.3倍〜1.5倍の授業時間を行っています。

その結果、有名大学の合格実績は、私立中高学校が大きなアドバンテージをもつことになっていったわけです。

しかし、それは「そうなるとあらかじめわかっていた」わけです。
posted by マリンちゃん at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 学力低下
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